奈良県北葛城郡上牧町にある鍼灸院。仲嶋はりきゅう院です。

鍼灸ってどんなもの？

鍼灸という言葉は知っていても鍼灸治療がどのようなものなのか、意外と知られていないのではないでしょうか？鍼を刺されると痛いんじゃないか、お灸は熱いんじゃないかとお思いの方も多いのではないかと思います。ご安心下さい。鍼灸で使用する鍼は髪の毛の様に細いもので、痛みを感じることはほとんどありません。また、お灸も現在では台座灸という肌に直接触れないタイプのものが主流となっており、熱さは感じますが、“やいと“を据える様な熱さはありません。では何故このように敬遠されがちな鍼灸という治療法が今も存在し続けるのでしょうか？

それはとりもなおさず、鍼灸治療の有効性が認められているからにほかなりません。
そして鍼灸治療を行う「鍼灸師」は国家資格であり（正確には 「はり師」・「きゅう師」という２つの国家資格です）、いわゆる無資格で誰にでも今すぐに開業出来る、治療ではなく“癒し“を提供するだけの整体・カイロプラクティック・リラクゼーション・もみほぐしなどとは全く異なるものなのです。

鍼灸は色々な療法がある中で、本物の治療を提供出来る優れた治療法なのです。

鍼灸院が提供するのは癒しではなく”治療”なのです。

そして鍼やお灸は痛みのある付近という曖昧なものではなく、WHO（世界保健機関）にもきちんと規定されている正経１２経と呼ばれる経脈中にある約３６０もある経穴（ツボ）に対して行われます。その他にも奇穴と呼ばれる経穴なども含めると経穴の数は５００とも１０００ともいわれています。

治療は患者様の症状やその時の状態を問診・脈診・舌診などから導き出し、治療経穴の組み合わせや鍼の刺入深度、刺入方向、刺激量を考え行われます。そして、その治療のベースとなる理論は東洋医学理論に基づいています。いわゆる「「気血」というものを整えたり「津液（血液以外の水分）」の調節も行います。また精神的な部分に働きかける経穴もありますので、自律神経失調症や不眠症といわれる症状にも効果が期待出来るのです。効果が「期待」出来るというのは、鍼灸師は国家資格となるため、医師法や医療法、そして「あはき法」（あん摩指圧マッサージ師・はり師・きゅう師に関する法律）に縛られるためなのです。国家資格でない民間療法では一般小売店などと同じくこのような法律の適用はなく効果の大小・有無にかかわらず「なにを謳っても自由」なのです。しかし鍼灸院では“効く”“治る”などの表現は医療関係の法律で禁じられています。どこの病院にも“病気が治る”と表現しているところがないのと同じ理由です。これは鍼灸院の広告に関する“法律”でもあり民間療法のように“良く効く”などの謳い文句で広告出来ないという、本来とは逆とも思える不利な側面も生み出しています。

このように高度な知識と技術を要する治療ですので、鍼灸師は３年間以上大学もしくは専門学校で東洋医学、解剖学、生理学、病理学、臨床医学、関係法規、経穴理論、臨床実習など様々な専門知識を勉強し、卒業後は国家試験を受けこれに合格して初めて「鍼灸師（はり師・きゅう師）」となるのです。

この「鍼灸」という素晴らしい治療法で少しでも多くの方のお役に立てればと願っています。　

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　仲嶋はりきゅう院　　院長　仲嶋直彦

治療の流れについて

1. 初診

   患者様が感じる症状や発症の背景などについて 詳しくお聴きします。

2. 問診

   主に舌診・脈診を行います。

3. 治療計画の立案

   東洋医学的見地に基づき導き出した病証についてご説明し、使用する経穴を決定します。　

4. 治療

   刺鍼・施灸　症状に応じて運動鍼を行うこともございます。

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FAQ　よくあるお問い合わせ

・鍼を刺しても痛くないの？

当院で使用する鍼は直径が０．１６ｍｍ〜0.2mmのもので髪の毛の様に細く、ほとんど痛みを感じる事はございません。手や足の指に近い部分では少し痛みを感じる場合もございますが、注射などに比べれば、痛みはごく小さなものです。

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・お灸は熱くないの？

最近は台座灸と呼ばれる艾が直接肌に触れないタイプのものが主流となっており、当院でもこのタイプを使用しております。もちろんお灸は熱を伝える療法ですので、全く熱さを感じないという事はなく、そこそこの熱さにはなります。しかし、飛び上がる様な熱さではございませんのでご安心下さいませ。

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